アフィリエイトの失敗事例

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アフィリエイトで稼ぐと決めてブログの記事を書く時、自分の得意分野で始めようとする人が多いと思います。

今回はそういった人が陥りやすいアフィリエイトでの失敗事例を紹介したいと思います。

加藤さんの失敗事例

バイク屋さんに務める加藤さんは知識を活かすことができないかと考え、バイク整備の情報ブログを立ち上げることにした。月に10万円稼ぐことが最初の目標。無料ブログのアカウントを作り、バイク整備に関する記事を土日にそれぞれ1記事書くという運営スタイルとした。

「バイクの構造」「なぜ整備が必要なのか」「バイクの整備をするために必要な道具」「国産車とアメリカ車、イタリア車、ドイツ車の違い」と、週を追うごとに記事が増えてきた。毎回、記事の一番下にバイク買い取りのアフィリエイトバナーを貼っている。

半年経って、記事が50記事ほどたまってきた。1日に20人ほどが訪れるブログに成長し、ブログの人気ランキングサイトのバイクカテゴリで200位以内にも入るようになった。

しかし、1件も成果が上がらない。自分には向いていないのかとあきらめてブログの更新をやめてしまった。

一見うまくいきそうだが…

さて、一見うまくいきそうな事例だが、加藤さんはどこで間違えてしまったのか。

プロモーションの選び方? バナーの掲載場所? 集客数が足りない?

実は、加藤さんはいくつもの間違いを犯している。

記事の内容とプロモーションが合っていない【自己都合のワナ】

まず目につくことは記事の内容について。

バイク屋さんに務めているだけあって、内容は充実していて、他の人では書けない素晴らしいものとなっている。そして、自動車に関連しているプロモーションとして、「バイク買い取りのプロモーション」を掲載したのでしょう。

しかし、これでは自分の都合だけでサイトを作ってしまっている。サイト訪問者の気持ちになってみよう。

『最近、エンジンのかかりが悪いんだよなぁ。でも、わざわざ整備に出すのもお金がかかるし、自分で直せないかなぁ』

「バイク エンジン 整備」と検索し、いくつかのサイトを見ていくうちに加藤さんのサイトにたどり着く。

『なるほど! こうやって整備すればいいのか。早速、やってみようかな!』

サイトを閉じて、バイクの整備を始める。

このサイト訪問者が、バイクの買い取りバナーをクリックしたいと考える瞬間はどこにあっただろうか。まったくない。

サイト訪問者がどんな気持ちでその記事を読んで、最終的にアフィリエイトバナーをクリックしたくなるのかを考えてから、どんな記事を書くか決めなければならない。

これが失敗しやすい1つ【自己都合のワナ】である。

成約に至る確率が高い訪問者を集客できていない【需要のミスマッチ】

1日に集客できている人数が20人、月間では600人もの人を集客できているため、数件の成約が発生しても不思議ではない。しかし、1件も成約していない。

この原因は”サイト訪問者の質”にある。

そもそもの記事がバイク整備についてのものが多いため、必然的に訪問者も「バイクを整備したいと思っている人」が多くなる。

この訪問者を成約に至らせるために考えられるストーリーは、

1)バイク整備は自分でやるよりもプロに任せた方が良いですよ
2)信頼できるプロはこの会社です【アフィリエイトリンク】

もしくは、

1)バイク整備を自分でやるのであればこういうやり方がありますよ
2)そのためのオススメの道具はこれです【アフィリエイトリンク】

となるだろう。

しかし、今回加藤さんが掲載しているプロモーションは「バイク買い取り」です。訪問者の多くにこのニーズがあるとは考えにくいため、成約に至りにくいだろう。

アフィリエイトプロモーションが「バイク買い取り」しかないのであれば、

1)より高くバイクを買い取ってもらうために自分でできる自動車整備の方法を解説
2)バイク買い取りサービスを紹介する【アフィリエイトリンク】

という切り口で記事を作ることが良いと考えられる。

やみくもに多くの訪問者を集客するのではなく、“成約に至る”確率が高い訪問者を集客することが重要である。

それができないと【需要のミスマッチ】が起きてしまい、1件も成果は発生しないという結果となってしまう。

バナーの掲載方法がよくない【とにかく目立たせる勘違い】

「サイト訪問者にクリックしてもらうためには、とにかくバナーを目立つ位置に大きく置くことが良さそう」という勘違いはよくある。

しかし、サイト訪問者は「広告」をクリックしない。『「広告」をクリックすると、お金を払うサービス/商品に誘導される』という意識があるためである。

あきらめるまでの期間が短い【期待コントロールミス】

最後の項目は、サイトに関するテクニックではなく、自分自身の期待値の問題

失敗事例の加藤さんは、サイト運営開始から半年で『自分にはアフィリエイトは向かないのか…』とあきらめてしまった。

そもそもの最初の期待値が正しくないところにある。
アフィリエイトをスポーツだと考えてみてほしい。

自分の実力だけで、結果を出す必要がある。結果を出せば、報酬を手に入れられる。しかし、当然、最初は結果を出すだけの実力はない。

サッカー初心者が、日本代表戦にいきなり出て、オーバーヘッドキックでゴールを決めることができるでだろうか。

まずは基礎を学び、さらに他の人の技をどんどん盗みながら、自分独自の技を作り上げていく必要がある。
加藤さんは「このやり方でいいだろう」と自分のやり方に固執し過ぎてしまい、他のやり方を試さずに半年であきらめてしまった。

本来は、ゴールを決めるにしても、思いっきり強くまっすぐボールを蹴り込む、カーブをかけてキーパーの手が届かないところを狙う、ヘディングで狙う、キーパーをドリブルで抜く、などいくつもの方法がある。
これらを自分で試し、得意な方法を見つけ、さらに磨きをかけることで、実力が向上する。

アフィリエイトは「魔法の道具」ではない。しかし、「うまく扱えば自分が望む結果を得ることができる道具」である。

まとめ

加藤さんはアフィリエイトで月10万円稼げればいいなあと思っていました。

例えばネットビジネス未経験で本当に10万円必要な人はアフィリエイトをしようとせず、バイトをするでしょう。

アフィリエイトで10万円を実際に稼いでいる人は、

「アフィリエイトで月10万円稼げればいいなあ」

と思ってアフィリエイトを始めたわけではありません。

やはりマインドセットが出来ていないと難しいです。