ネットショップの成功例

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ネットビジネスの中で、多くの人になじみ深いのはネットショップです。いつかは自分の店を持ちたいという願望を持っている人にとって、ネットのインフラが出来るまではリアル店舗を持つしかありませんでした。

リアル店舗は、場所を借りて、商品を仕入れて、営業時間中は常に店にいるか、代わりに人を雇うかでどんなに安く済ませようと思ってもそれなりのコストがかかります。

その点、ネットショップは在庫を持つ場合でも自宅でもいいですし、店舗より安い倉庫でいいですし、場合によっては在庫を持たなくても良かったりします。

今回は、ネットショップを作るうえで知っておきたい基本的な知識や大切なポイントをご紹介します。

ネットショップの作り方は2種類

有名な商品を安く販売できる場合は、ショッピングモールに出店するのがオススメです

有名な商品を安く販売できる場合は、ショッピングモールに出店するのがオススメです。

ネットショップの作り方は、大きく分けて2種類あります。それぞれに長所と短所があるので、状況や目的に合わせて使い分けましょう。

1.「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などのショッピングモールに出店する
【長所】

  • 用意されたテンプレートを利用すれば、短期間でショップをオープンできる
  • ショッピングモール自体に多くの利用者がいるため、有名な商品を安く販売できる場合には宣伝広告費をあまりかけなくても多くの閲覧者が集められる

【短所】

  • 商品のこだわりポイントや製造過程など、商品詳細ページ以外のコンテンツが作りにくい
  • 同様の商品を販売しているショップがショッピングモール内にあることが多く、価格競争に陥りやすい
  • 「同じキーワードについては、同一ドメインで2ページまでしか上位表示されない」というルールがあるため、検索エンジンで表示されにくい
  • 自前のネットショップと比べると、月々のランニングコストが高い

2.独立型のネットショップを作る
【長所】

  • 商品のこだわりポイントや製造過程などを自由に作り込めるので、閲覧者に詳しい商品情報の提供が可能
  • 適切な検索エンジン対策を行えば、検索エンジンで上位表示される可能性がある
  • ショッピングモールと比べると、月々のランニングコストが安い

【短所】

  • ショッピングモールを利用する場合と比べ、オープンまでに時間がかかることが多い
  • ショップを作っただけでは閲覧者が集まらないので、ある程度の宣伝広告費をかける必要がある

一般的に、ショッピングモールに出店するほうが「ハイリスク・ハイリターン」の傾向があります。スタート時点では独立型のネットショップを作成し、ある程度の売上が上がるようになったら、その支店としてショッピングモールに出店することをオススメしています。

ネットショップで「稼ぐ」ためのポイント

4つのポイントをうまく押さえて、バランスの良いショップを作りましょう

以下の4つのポイントをうまく押さえて、バランスの良いショップを作りましょう

ネットショップで稼ぐためのポイントには、次のようなものがあります。どれかに偏りすぎないよう、バランスの良いショップを作りましょう。

1.閲覧者数を増やす
どんなに魅力的な商品を販売していても、誰もそれを知らないのでは話になりません。実際の店舗で言えば、人っ子ひとり通らない不便な場所に店を構えるようなものです。

まずはショップの存在や、どんな商品を売っているかを知ってもらい、1人でも多くの閲覧者を集める必要があります。

そのためによく利用されるのが、次のような集客施策です。

  • SEO対策(検索エンジン対策)
  • リスティング広告
  • 行動ターゲティング広告
  • アフィリエイト広告

ここで気をつけておきたいのが、見込客以外の閲覧者を大量に集めても、実際の販売には繋がりにくいということです。自分のネットショップの見込客がどういう人たちで、どんな集客施策が効果的かをよく考えましょう。

2.コンバージョン率を高くする
せっかく多くの閲覧者を集めても、実際の購入に繋がらなければ「ザルで水を汲む」ようなもの。貴重な広告宣伝費をかけて集客施策を行った甲斐がありません。

集客施策を行う前には必ず、商品の魅力を最大限伝えられるショップになっているかどうかを見直し、閲覧者が顧客になる率(コンバージョン率)を高めるように努力しましょう。扱っている商品にもよりますが、成功しているネットショップのコンバージョン率の目安は2%前後です。通常のネットショップの場合、1%もないところが大半ではないでしょうか。

気をつけるべきポイントはさまざまですが、例えば次のようなものがあります。

  • 見やすく、わかりやすいサイト構成やデザインにする
  • 商品のこだわりや他の商品との違いをしっかり説明する
  • キレイでわかりやすい商品写真を多用する
  • 商品の使いこなし方をわかりやすく説明する
  • 実際の購入者たちのコメントを掲載する

3.客単価を上げる
苦労した結果、ようやく購入者が現れたとしても、客単価が安すぎるようでは「稼ぐ」ことはできません。客単価を上げるために工夫を凝らしましょう。1回の購入で5,000円以上、できれば1万円以上を目標としたいところです。

客単価を上げるために気をつけるべきポイントとしては、次のようなものが挙げられます。

  • セット商品やギフト向け商品を作る
  • まとめ買いセールを行う
  • 「○○円以上お買い上げの場合、送料無料キャンペーン」を実施する
  • シンプルな商品の詳細ページに、少し機能の多い(少し高い)商品の詳細ページへのリンクを貼り、アップセルを狙う
  • 商品の詳細ページに、オプション商品の詳細ページへのリンクを貼り、クロスセルを狙う(例えば、デジタルカメラとメモリーカードの組み合わせ)
  • 単価の安すぎる商品については、ネットショップで扱わない

4.リピーターを増やす
ネットショップの場合、新規顧客を獲得するコストと比べ、一度購入してくれた顧客に再度購入してもらうために必要なコストが1/5ぐらいと言われています。

せっかく購入してくれた顧客をリピーター化して、長いスパンでの客単価を上げることにも力を入れましょう。

リピーターを増やすために気をつけるべきポイントとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 購入するたびにポイントが溜まる仕組みを作る
  • 購入者向けのメールマガジンを発行する
  • 購入者限定のセールやキャンペーンを行う
  • 決まった期間ごとに商品を届ける「定期購入」サービスを導入する
  • ネットショップで扱う商品のなかに、リピート購入されやすい消耗品をそろえる(例えば、プリンターのトナー、化粧品、健康食品など)

決済方法は幅広く揃えよう

購入者の半数以上が利用するクレジットカード決裁の導入は必須です

購入者の半数以上が利用するクレジットカード決裁の導入は必須です

「なかなか売れない」と相談を受けたネットショップを実際にチェックしてみると、「銀行振込(先払い)」しか決済方法を用意していないというケースが少なくありません。

インターネットでたまたま見かけただけのショップに対して、いきなりお金を振り込むのに抵抗感を覚えない人は滅多にいないはず。手数料がかかったり、手続きが面倒くさかったりというマイナス部分があったとしても、幅広い決済方法を用意することは、購入者の選択肢を広げることに直結します。収益を生みやすいショップを作るためには、購入者がお金を払いやすい仕組みを作ることも重要なポイントなのです。

ネットショップでよく利用される主な決済方法と、その特徴は次の通りです。

1.クレジットカード決裁
ネットショップで収益を上げることを本気で考えるのなら、絶対に外せないのがこのクレジットカード決裁。ネットショッピングを行う人の半分以上(調査によっては7割以上)がこの決済方法を利用しており、クレジットカード決裁を用意しないということは、半数以上の見込客を自ら切り捨てることと同じです。初期費用やランニング費用のほか、決裁手数料などもショップが負担する必要がありますが、費用分以上のメリットはあると思います。

2.代引き決裁
商品と引き替えに配達員に代金を支払う代引き決裁は、ネットショッピングを行う人の2割程度が利用すると言われています。購入者からすると商品が届いたときにお金を支払えばよいので、商品が届かないのではないかという不安が無く、ショップ側からすると料金を回収し損ねるリスクが無いため、両者にとてメリットが大きい決済方法です。金額が大きな商品を販売する場合は、代引き決裁の際にクレジットカードを利用できるようにしておくと購入者に喜ばれます。

3.コンビニ決済
コンビニ決済はネットショッピングを行う人の1割程度、比較的若い人がよく利用する決済方法です。「先払い」と「後払い」の2種類がありますが、購入者の立場からすると後払いのほうがはるかに安心感があります。ただ、購入者に悪意があるか無いかにかかわらず、回収漏れのリスクは付きまといますので、どちらを選ぶかはよく考えましょう。

4.銀行振込
銀行振込は、法人および比較的年輩の方が利用する傾向があります。法人をターゲットとする商品を販売する場合は、銀行振込の利用が7~8割を超えることも珍しくありません。「先払い」と「後払い」の2種類がありますが、購入者の立場からすると後払いのほうがはるかに安心感があります。ただ、購入者に悪意があるか無いかにかかわらず、回収漏れのリスクは付きまといますので、どちらを選ぶかはよく考えましょう。

上記のほかにも「電子マネー」や「郵便振替」など、さまざまな決済方法があります。

どんな商品を売るのかによって適切な決済方法は異なりますが、1~4の決済方法はなるべく早いうちに導入することをオススメします。

最初にも話しましたが、ネットショップはリアル店舗に比べればコストがかかりません。しかし、参入障壁が低くなる為、競争が激しいです。なので上記の4つの稼ぐポイントを押さえることは最低限必要なことです。