好きなことを仕事にするが間違い!稼いだら好きなことをしよう!

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好きこそものの上手なれ、と言うことわざがありますが、その仕事が好きだからと言って稼げるかというと話は別ですよね。だって料理が好きな人が飲食店で成功できるかと言えば全くそんなことありませんもんね。

どんな分野でも経営者となると好き嫌い言ってられないというのが正直なところのはずです。自分の所で売っている商品が嫌いという人は問題外でしょうが、経営していれば様々な問題に直面します。

逆に、稼いでいる人が財務諸表を読むのがめちゃくちゃ好きとか、クレーム対応が大好きとか、不動産投資をしている人で、土地や建物が大好きなんだって人も聞いたことありません。人材派遣会社の経営者とか知り合いにいませんが、その人は「俺、めちゃくちゃ人が好きなんだよねえ」とか言いますかねえ(笑)

私が中学生の頃はバブル絶頂の頃でした。中学生の頃って、自分が何であるかとか、将来どうやって生きて行こうかとか、いろいろ考え始めたりしますが、当時は、自分が好きなことを職業にすべきで、いい大学に入れば就職の選択肢が広がるから勉強していい大学に入るために頑張りなさいと言われていたと思います。というか、そんな感じで刷り込まれていたんだと思います。

中学から高校になると、今まで小さな町の中の同級生との競争だったのが、広い地域で、ある一定のレベル以上の同級生の中に入ると自分がそんなに大した奴じゃないことに気付き、やさぐれていきます。

私は車が好きで、将来の夢はモータージャーナリストになることでした。それで大学に入ると自動車部に入部しましたが、やはり、そこは自分よりみんな車いじりが好きなやつばかりで自分はとても敵わないと思い、あっさりモータージャーナリストの夢を諦めました。

私はスポーツは苦手な方で、一度も野球選手になりたいとか、サッカー選手になりたいと思ったことはありませんでした。先日、とある創業者の公演を聞いてきましたが、息子さんはプロゴルファーだそうです。

プロスポーツ選手の競争はビジネスの競争は個人の努力という観点からするとプロスポーツ選手の努力の方が凄く大変だというのは皆さんも想像できるでしょう。プロスポーツ選手になるだけでもすごい競争を勝ち抜いてき人たちです。私たちがテレビや新聞で報道されるようなトップアスリートは賞金何千万円、年俸何億円と出ますが、名の知られてないプロスポーツ選手は年俸数百万円です。サラリーマンと変わりません。しかも年契約ですからいつクビになるか分かりませんし、プロスポーツ選手は自前で一流の道具を用意しなければなりません。そして何より、現役で稼げる年数がとても短いです。

その創業者の方は会社の経営の方が全然楽だと言っていたと同時に、逆にそういったプロスポーツ選手や音楽団の人たちの涙ぐましい努力がわかるので財団を作り、楽器の提供などをしているそうです。

自分の娘や息子もピアノやサッカーをしてます。どんな夢を持ち、どんな道を進むか知りませんし、自分で進む道を決めなければならない時がやってきますが、現実を教えるのが親の務めだと思っています。

経営しているとわかることですが、好きなことをやっていても、稼げなければやりたいことはできないし、経営しているうちにやりたいことは増えてきます。

お金が無ければ継続できません。継続させることが大前提です。

自分が売っているものを今までより安く売ればお客さんに喜ばれるので安く売りたくなったりもします。でも安く売れば利益は減ります。簡単に赤字になります。従業員の給料は減ります。それでも安く売ろうとする経営者さんもいます(笑)

継続できません。

~好きなことを仕事にすべきという先入観を捨てる~

今まで何かに夢中になったことがない人、「好き」という気持ちが今まであまり強くならなかった人は、仕事で成功しないのでしょうか。私はそうは思いません。

仕事選びに成功している人、楽しそうに仕事をしている人が皆、最初から好きな仕事に就いたわけではありません。最初は義務感だったかもしれません。あるいは生活のためだったかもしれません。

でも、夢中に仕事をするから、仕事のことが気になっていくのです。仕事が気になるから、勉強する気が起き、知識やスキルが付くのです。知識やスキルが付くから、人から頼られる機会が増え、喜びが生まれるのです。喜びを感じるから、仕事が好きになるのです。最初から大好きだなんてことは、必ずしもあるわけではないのです。目の前の仕事を一生懸命こなしながら、人から色々なことを頼まれるうちに、自分の好きな仕事に巡り合えた、好きな仕事であると実感できるようになった人も多いのです。

逆に、好きな仕事に就いたつもりでも、仕事の時間以外に勉強をしなかったり、急速に基礎を身に付けるべき成長期に優先度の低い余暇のことばかり考えていたり、緩い環境でのんびり仕事をするのが習慣化してしまったりすると、好きの強度が高まらず、継続的な学習を苦痛と感じ、十分な知識やスキルが自然と身に付かず、いつまでも周囲の期待に応えられず、好きなことを仕事にしたのに仕事がうまくいかない人になってしまいます。

結局のところ、最初に「好き」であるかどうかは、実はあまり重要ではないのです。仕事に就いてから、どれだけその仕事に没入できるかが問題なのです。「この仕事は本当に好きな仕事じゃないから」「自分に向いていると確信できたら本気を出そう」「自分にはこれ以上は無理なんで」などといって力をセーブして働いているようでは、どんな仕事もプロとしてやっていけるほどに十分な「好き」にはならないでしょう。

また、自分や社会が見えていない未熟な頃に、「好き」の気持ちに従って仕事を選ぶことを促すようなメッセージを真に受けてはいけません。こういうメッセージをなんの問題意識もなく受け取ると、仕事の中で出会う困難から逃げることに口実を与え、本当に好きなことを見つけられない人、継続や努力の積み重ねを軽視して何も極められない人になってしまうのではないでしょうか。

もちろん、好きな仕事を選べて覚悟が出来ているのなら、今の自分が見ている「夢」や「好き」に向かってどんどん突き進んでいいでしょう。未経験の段階でも、それだけ好きな気持ちを高めることができる人なら、有利に仕事を選ぶことができますし、仕事に就いてからも、成功する確率は高いでしょう。

しかし、今の自分に強い「好き」「やりたいこと」がないのなら、あるいはどう考えてもあまり強くないのなら、好き探し、やりたいこと探し、自分に向いている仕事探しは一旦止めましょう。向き合うべき困難から逃げ、自分の好きなことを仕事にしたら幸せになれるんだという変な固定観念を持ったまま、存在するかどうかも分からない理想郷を探すのは名案ではありません。素人が感じる「これこそが自分のしたい仕事だ」という判断には、その仕事のキレイなところしか見ておらず、勘違いや誤解も多分に含まれてるものです。

それよりもまず、今の自分が手にできる仕事やチャンスの中からベターなものを選び、あとは、今の自分が求められること、できることを必死でやればいいのではないでしょうか。夢中に仕事をしていれば、その中で自分の好きなことが見つかったり、本当に好きなことがなんなのか見えてきたり、好きという気持ちが育ったりしていく可能性が高いわけですから。

今サラリーマンをしていて好きなことじゃないから、好きなことをする為に安易に独立しようと考えている人は是非思いとどまって下さい。

因みにモータージャーナリストになりたいという私の夢は一時期、頭から全く消えましたが、インターネットとブログというものを知ってから、今からでもなれると気づきました。多くの人に情報発信ができますからね。これで稼ぐというとかなりの覚悟は要りますが・・・